方針
(1) は として直接積分する。(2)では とおき、微分して と因数分解する。 が狭義減少し、端で符号が変わることから最大点がただ1つ存在する。最大点 では なので、これを に代入する。(3)は 、 から を得て、 と を評価する。
解答
(1)
求める面積は である。 とおくと であり、 だから(2)
長方形 の横の長さは 、縦の長さは なので である。 で微分するとである。
ここで とおく。すると である。したがって は で狭義減少する。またであるから、 となる はただ1つ存在する。 なので、 の符号は の符号と同じである。よって はそのただ1つの零点まで増加し、その後減少する。したがって は最大値をただ1つの でとる。
その を とする。 より である。 なので であり、 である。したがって である。
(3)
まず の範囲を押さえる。 について である。これは より従う。またである。 は狭義減少なので である。
したがって である。後者より であるから である。一方、 より である。よって となる。両辺を正の で割ると である。すなわち である。
(1) より だから である。
別解
解法2
方針
とし、 の狭義増加から最大点の一意性を示す。(3)では とおき、比を と表す。 の単調減少と だけで を得る。
解答
(1) (2) なのでとおくとである。また , だから、 を満たす はただ1つ存在する。これを とする。
なので、 は で正、 で負である。したがって は でただ1つの最大値をとる。
よりしたがって(3) ではであるから、 の単調増加性より とおくと であり、(1)(2)よりここでだから は狭義減少する。よって
総評
曲線の面積、長方形の最大化、最大値の評価をつなぐ微積分問題。目安時間は22〜28分。公式出題意図は面積計算と評価を通じた微積分の理解・計算力を問うとしている。 の減少、または の増加で最大点の一意性を示す。(3)は最大点を陽に解かず、 と の単調性で厳密な上界を作る。