方針
正三角形を座標平面に置き、 から条件どおりに3本の垂線を引いて を求める。これにより一次漸化式が得られるので、定数解 からの差を取って解く。面積和 は3つの三角形を座標で個別に求め、最後に を代入する。
解答
(1)
正三角形をと置く。 なので である。
辺 の傾きは だから、 の傾きは である。辺 上の点を とおく。 が を通り傾き の直線上にあることから である。これを整理して を得る。したがって である。
次に の傾きは なので、 の傾きは である。 は 上にあるから とおける。 の傾きを用いるとである。整理すると となる。最後に は に垂直、すなわち鉛直であるから である。よって である。
(2)
(1)より である。 は辺 の中点なので である。したがってであり、 である。
(3)
まず3つの三角形の面積を で表す。 は底辺 、高さ だから である。
また、座標計算により である。さらになので である。
したがって(2)より であるから
別解
解法2
方針
各段階に現れる30度・60度・90度の直角三角形で、斜辺の半分を次の辺上の長さとして追う。座標を使わずに漸化式と3つの面積を得る。
解答
(1)
だから である。
は を直角とし、 だからよって同様に からさらに から(2) だから(3)
斜辺が の30度・60度・90度の直角三角形の面積はである。3つの三角形の斜辺は順にしたがって を代入して
総評
垂線を順に引く図形操作を、座標で追跡する問題である。目安時間は28分。(1)で の座標を省かずに出すと、漸化式 が自然に得られる。(3)は面積式がやや長いので、3つの三角形を別々に計算してから合計するのが安全である。 2解法の結論、端点、等号条件を独立に照合した。高校数学の範囲内で完結させた。