方針
隣り合う項の比 を置くと、与えられた漸化式は という2周期の関係になる。初期値 から比が と繰り返すことを使って、奇数番目と偶数番目の一般項を分けて求める。和は2項ずつ組にして等比数列の和にする。
解答
(1)
まず 、 であり、以下で得られる式から各項は0にならない。そこで とおく。与えられた漸化式 を で割ると である。したがって すなわち である。 だから となり、以後 を繰り返す。よって である。したがって である。
(2)
2項ずつ組にすると である。したがってである。また である。よって である。
別解
解法2
方針
得られる一般項を先に予想し、漸化式へ代入して数学的帰納法で確定する。部分和は隣り合う2項を組にした等比数列として計算する。
解答
(1)
最初の数項を漸化式から求めるととなる。そこでと予想する。
では初期条件に一致する。これらがある まで成り立つとする。漸化式をと書き、予想式を代入すると、次の奇数項・偶数項もそれぞれ になる。予想式は0にならないため除法も正当であり、帰納法で一般項が確定する。
(2)
2項ずつ組にするとしたがってまたよって
総評
非線形に見える漸化式を比の漸化式へ直す問題で、想定時間は25分程度。 を直接求めようとすると式が重くなるが、 に注目すると2周期がすぐ現れる。和は奇数番目と偶数番目を別々に足すより、 を1組にする方が短い。割り算を使うため、得られた一般項で0にならないことも確認しておくと答案が締まる。