方針
(1) は と で漸化式の解き方が変わる。 では定数解を引いて等比数列に直し,そこから和を求める。(2) ではまず が と交互になることを確認する。 が偶数なので,第 区画の直前までの項数と終わりまでの項数を明確にし, に代入する。
解答
(1)
まず の場合を考える。このとき であり, だから したがって次に とする。漸化式 の定数解を とすると より よって したがってすなわち ゆえにであるから である。
(2) については また である。さらに となるので と交互に並ぶ。 は正の偶数とする。第 区画の直前までの項数を ,第 区画までの項数を とする。第 区画から第 区画までには,長さ の区画が 個,長さ の区画が 個ある。したがって第 区画は偶数番目なので長さ であるから よって である。 のときは よりここで , だから のときは を用いてしたがって である。
別解
解法2
方針
漸化式を項別に解く代わりに、 を必要な範囲で加えて和 を直接求める。区画和は開始番号と終了番号を数え、同じ和の公式の差として計算する。
解答
(1)
とする。漸化式を で加えると であり、反復からなので整理して では だから(2)
である。偶数 の第 区画はに対応するので である。
なら なら
総評
漸化式と区画の数え上げを組み合わせた問題で,所要時間は15分程度。 の場合は定数解を引く操作が使えないため,最初に分ける必要がある。(2) は の周期性よりも,第 区画の開始位置 と終了位置 を正しく数えることが得点の中心である。偶数 では直前までに長さ の区画が 個ある点を落としやすい。最後は として処理すれば,和を直接書き出すよりミスが少ない。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。