方針
接する条件は判別式 である。(1)では3桁の奇数平方数の末尾を に分け、判別式0を満たす数字だけを拾う。(2)は反例で否定する。(3)では整数根を とし、面積公式 から根の差と係数 を先に決め、数字条件で最後まで絞る。
解答
(1)
2次関数 のグラフが 軸と接する条件は である。また は奇数の平方数なので、一の位 は のいずれかである。 のとき、判別式0は である。したがって は平方数で、候補は である。対応する は で、いずれも奇数の平方数である。 のときは であるが、、 を満たす平方数 は得られない。 のときは である。桁の条件から可能なのは だけであり、 は奇数の平方数である。
したがって求める数は である。
(2)
命題は正しくない。反例として を取る。このとき 、また百の位は であり、どちらも平方数である。しかし であるから、 のグラフは 軸と接しない。よって命題は偽である。
(3)
2つの整数根を とする。このとき と書ける。 では だから、囲まれる部分の面積はである。これが4に等しいので である。 は1桁の正整数、 は正整数である。 が24を割る必要があるので しかない。
根と係数の関係より である。 とおくと より、可能なのは または である。前者では となり不適。後者、すなわち 、 のとき となり条件を満たす。よって である。
2根の間で放物線と 軸に囲まれる面積
別解
解法2
方針
(1) は判別式と平方数の末尾を独立に列挙する。(3)は2根の中点へ平行移動して面積を計算し、根の差と百の位を先に確定してから十・一の位を復元する。
解答
(1)
接する条件は3桁の奇平方数を から まで調べ、同時に上式を満たすものを照合するとを得る。実際、それぞれの はであり、すべて を満たす。
(2)
命題は偽である。例えばだが(3)
整数根を 、差を とする。中点を原点へ移すと、根の間の放物線と 軸の距離はしたがって面積はこれが4なので 。 と は正整数だから として根と係数の関係を使うと桁条件 を満たすのは で、よって
総評
数字の条件、判別式、放物線と面積を組み合わせた整数問題で、想定時間は35分程度。(1)では奇数平方数の一の位に も一度は入れて、判別式条件で除外するのが丁寧である。(3)は候補を総当たりするより、面積公式から 、根の差2を先に決めると一気に絞れる。反例問題では、条件を満たしていることと結論が失敗していることの両方を数式で確認する必要がある。