方針
直線 と放物線 の交点を方程式で求め、既知の根 ともう一つの根 の関係を使う。得られる漸化式 は、 の差を取ると和で解ける。(3) では与えられた初期条件で となることを示し、直線 と が接する条件を判別式で確認する。
解答
(1)
点 は である。点 を通り傾き の直線 は である。これと を連立すると すなわち となる。したがって、もう一つの交点の 座標は である。接する場合は であり、この式からも となる。
(2) なので、(1) より である。両辺に を掛けると となる。これを から まで足す。
まず のとき、したがって である。
次に のときは であり、同じように足すと である。
(3)
ここでは であり、 である。(2) の の式に代入するとよって である。
このとき直線 はと書ける。これが に接する条件を調べる。連立して が重解をもてばよい。判別式を0にすると である。、 より なので とすればよい。
したがって について、すべての自然数 に対し直線 は に接する。
別解
解法2(特解と同次解)
方針
一次漸化式 を、等比型の特解と同次解に分けて解く。初期条件を入れた後、接線の判別式を調べる。
解答
(1)
交点方程式はだから(2)を考える。 のとき を特解と仮定するとより である。同次解は なので の場合は とおけばとなり、(3) では同次解の係数が0だからよって との交点方程式の判別式を0にすると より
総評
難度7、計算量6。目安時間は18〜24分。採点ポイントは、交点方程式を と因数分解すること、交代符号を使って漸化式を解くこと、(3) で接線条件を判別式0として確認することです。
誤りやすいのは、接する場合に「もう一つの交点」が存在しないから式が壊れると考えてしまうことです。重解として見れば も同じ式で扱えます。また (2) では だけ和の公式の分母が消えるため、例外として分ける必要があります。