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九州大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

ABの2つの袋があり,Aの袋には赤玉が2個,白玉が5個,
Bの袋には赤玉がm個,白玉がn個入っている.
ただし,mnは0以上の整数でm+n=4とする.

(1) Aの袋から3個の玉を同時に取り出すとき,
赤玉が2個,白玉が1個である確率P1を求めよ.

(2) Aの袋から3個の玉を取り出し,それらをBの袋に入れる.
その後Bの袋から2個の玉を同時に取り出すとき,赤玉が1個,白玉が1個である確率P2を求めよ.

(3) 確率P2が最大となるmnの値を求めよ.

難易度5/ 10計算量6/ 10目安20

確率場合の数 条件付き確率、数え上げ、計算整理

方針

(1) はA袋から赤2個・白1個を選ぶ組合せで直接求める。(2)はA袋からB袋へ移した3個のうち赤玉の個数を r として場合分けし,その確率と,移した後のB袋から赤白1個ずつ取り出す条件付き確率を掛けて足す。(3)は m+n=4 より m=0,1,2,3,4 の5通りだけなので,(2)の式へ代入して最大を比較する。

解答

(1)
A袋には赤玉2個,白玉5個が入っている。3個を同時に取り出して赤玉2個,白玉1個である確率はP1=2C25C17C3=535=17である。

(2)
A袋から取り出してB袋へ入れた3個のうち,赤玉の個数を r とする。r=0,1,2 であり,この確率は2Cr5C3r7C3である。このときB袋には赤玉が m+r 個,白玉が n+3r 個,合計7個入っている。そこから2個同時に取り出して赤玉1個,白玉1個である条件付き確率は (m+r)(n+3r)7C2 である。したがって全確率の和としてP2=r=022Cr5C3r7C3(m+r)(n+3r)7C2である。n=4m を代入して整理すると P2=m221+37m147+34147 である。

(3) m+n=4m,n は0以上の整数だから,m=0,1,2,3,4 を調べればよい。上の式からm01234P23414764147801478214770147である。最大は m=3 のときで,そのとき n=1 である。したがって m=3,n=1 である。

総評

全確率の使い方が中心で,目安は20分程度。A袋から移す赤玉数 r を決めると,その後のB袋の赤白の個数が m+r,n+3r と明確になる。B袋の総数が常に7個であることを分母 7C2 として固定し,最後は整数5通りの比較に落とすと安定する。

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出典: 九州大学 2006年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。