方針
(1) は で が0以上1以下に入ることを、二次関数の最大最小で示す。(2)は不変区間が存在すると仮定し、端点 と点 の像から位置関係を絞る。 なら 、 なら 、 を含めば で破綻する。残る では、、 とおき、、 から得る2つの不等式を組み合わせて矛盾させる。
解答
(1) では であり、、 だから である。また と変形できるので である。したがって が成り立ち、区間 は に関して不変である。
(2) で、区間 が に関して不変であると仮定する。このとき、特に を満たす端点 について が必要である。
まず、もし なら であるから となり、不変性に反する。したがって でなければならない。
次に、もし なら であるから となり、不変性に反する。したがって でなければならない。
さらに、もし なら、 であるにもかかわらず となる。これは不変性に反する。すでに が必要であるから、この場合を避けるには でなければならない。
以上より、残る可能性は だけである。そこで とおく。このとき である。
不変性より 、 が必要である。まずであるから、 は すなわち となる。
またであるから、 は すなわち となる。
後者から特に であり、前者から である。したがって である。よって となる。
ここで である。もし なら なので となり矛盾する。したがって でなければならない。ところが を に代入すると であり、 だから である。すると となり、 に反する。
したがって を満たす区間 は、 に関して不変ではない。
総評
難度7、計算量6。二次関数の最大最小だけでなく、不変区間という条件を端点と内部点にどう使うかが問われる。(2)では最初から一般の を直接処理しようとすると不等式が見えにくいので、、、 を含む場合を先に除外するのが要点である。最後の 、 は計算量こそ少ないが、 と の向きを逆にすると結論が崩れる。試験では15分程度を見込み、場合分けを答案上で明示すると採点者にも論理が伝わりやすい。