方針
カードの並べ方はすべて同様に確からしいので,必要な先頭部分だけを順序付きで数える.(1)はを満たす相異なる三つの数を列挙し,の順序も数える.(2)は和ごとに,その和を作る2枚組が何組あるかを表にする.同じ2枚組を左右で使うことはできないので,和ごとに異なる2組を選び,左右の順序と各組の内部順序を掛ける. 全体の並べ方から残りカードの順序が約分される理由も答案中で確認する.
解答
(1)
左から3枚のだけを考えればよい.全体の並べ方は通りであるが,残り3枚の並べ方は分子・分母で共通に掛かるので,分母は として数えればよい.
条件を満たすには,は異なるカードで,和が1から6の範囲に入る必要がある.として列挙すると の6通りである.実際のには順序があるので,それぞれを入れ替えたものも許される.したがって有利なは 通りである.よって求める確率は である.
(2)
今度は左から4枚のだけを考える.分母は である.
まず,2枚の相異なるカードで作れる和ごとの組を調べる.順序を無視した2枚組の個数をとすると,次のようになる.例えば和7ではの3組がある.
和が同じである2枚組を,左側と右側に割り当てる.ただし同じカードを2回使うことはできないので,同じ2枚組を左右の両方に使うことはできない.和が固定され,2枚組が組あるとき,左右に異なる2組を割り当てる方法は 通りである.さらに,各組の内部で順序が2通りずつあるから,有利な順序付き4つ組は 通りである.
したがって全体の有利な場合の数はである.よって求める確率は である.
総評
難度4,計算量4.目安時間は18分程度で,順序付きで数えるか,順序を無視した組から最後に順序を掛けるかを一貫させることが重要である.(1)は列挙量が少ないため直接書ける.(2)はとの共通の和ごとに2枚組を分類すると整理しやすい.同じカードは使えないので,同じ2枚組を左右に重ねて選ばない点が落とし穴である.残りのカードの並べ方は分子・分母で約分されるため,先頭3枚または4枚だけの順序付き総数を分母にしてよい.