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九州大学 2017年度
文系数学 前期 第1問

問題

定数に対し,放物線を考える。以下の問いに答えよ。

(1) 放物線の両方に接する2つの直線の方程式をそれぞれを用いて表せ。

(2) と(1)で求めた2つの直線で囲まれた図形の面積をと(1)で求めた2つの直線で囲まれた図形の面積をとするとき,を求めよ。

出典:九州大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問

方針

解法1

共通接線をそれぞれの放物線上の接点から表す。の接点をの接点をとし,接線の傾きと切片が一致する条件からを得る。面積は左右対称性を使い,接線と放物線の差を平方の形にして積分する。最後に比を取るので,の値そのものより接点間の拡大率に注目する。

解法2

共通接線を とおき,各放物線との交点を与える二次方程式が重解をもつ条件を使う。面積は接点からの距離の二乗として積分し,接点の位置だけで比を求める。

解答

解法1

(1)

における接線を求める。導関数はであるから,接線は である。

またにおける接線は,導関数がであるから である。これらが同じ直線であるためには,傾きと切片が一致すればよいので が必要十分である。第1式からであり,これを第2式へ代入すると すなわち である。よりなので を得る。したがって,2つの共通接線は であり,切片を整理して である。

(2)

とおく。では接点がであり,右半分では上側の境界が,下側の境界が右側の接線 である。差は であるから,左右対称性より である。

一方,の接点はである。右半分で上側の境界は右側の接線,下側の境界はであり,差は である。したがって である。よって である。

解法2

(1)

共通接線を とする。との接触条件は

が重解をもつことだから,

同様に との接触条件は

の判別式が0となることであり,

両式から

なので2つの実数の傾きが得られ,共通接線は

である。

(2)

とおく。の接点は で,放物線と接線との差は となる。したがって

の接点は で,接線と放物線との差は だから

ゆえに