問題
を実数とし、座標空間内の3点、、を考える。以下の問いに答えよ。
(1) 、のとき、3点は一直線上にないことを示せ。
(2) がの範囲を動くとき、三角形の面積の最大値を求めよ。
出典:九州大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問
方針
解法1(外積型の面積公式)
とから、平行四辺形の面積ベクトルに相当する成分式を計算する。得られるベクトルがと因数分解できるため、(1)の非共線性と(2)の面積が同じ計算で処理できる。面積の2乗をの関数に直して最大化する。
解法2(直線PQまでの距離)
直線がと表されることを使う。(1)はがこの形なら第2成分からが必要である。(2)はとの距離の2乗をについて平方完成して高さを求め、底辺と組み合わせる。
解答
解法1(外積型の面積公式)
(1)
である。2本のベクトルから作る平行四辺形の面積ベクトルの成分は
となる。ならこれは零ベクトルでないので、とは平行でない。したがっては一直線上にない。
(2)
ではである。三角形の面積をとすると、上の面積ベクトルの大きさの半分だから
なのでを最大にすることとを最大にすることは同値である。と置くとで
とすれば
である。よってはこの区間で単調減少し、最大は、すなわちのときである。このときなので、面積の最大値は
である。
解法2(直線PQまでの距離)
(1)
直線上の点は
と表せる。もしがこの直線上にあれば、第2成分からが必要である。したがってのときは直線上になく、3点は一直線上にない。
(2)
から直線上の点までの距離の2乗は
ここで
だから、直線までの距離は
を満たす。またなので
と置けば、解法1と同様にはで単調減少する。よってのとき最大となり
である。