方針
点 を と置き,距離そのものではなく を最大化する。端点 も候補に含めるため, を明示する。 と置くと式が になり,微分後の符号変化と端点値の比較で最大点を決める。
解答
点 を とおく。点 は から まで動くので である。
距離 を最大にするには,その2乗 を最大にすればよい。点 であるからである。
ここで とおくと, より である。また なので となる。これを とおく。微分するとである。したがって の候補は より である。
符号を見ると, は で増加し, で減少し,その後また増加する。よって は極大, は極小である。
端点も比較する。 であり, である。したがって最大は のときである。よって となる。
求める 座標は である。
別解
解法2
方針
置換をせずに のまま距離の2乗を微分する。導関数を因数分解し,区間内の停留点2個と両端を比較する。最後に放物線・最大点・点 を図示して,得られた位置関係を確認する。
解答
点 を とおく。ただし である。距離の2乗を とするとである。微分するととなる。区間内の停留点はである。
導関数の符号,または各候補での値を比較するとである。したがって最大となるのはである。
総評
難易度は4,計算量は4程度である。想定時間は12分から18分程度。距離は平方根のまま扱わず,距離の2乗を閉区間で最大化する。停留点が2個出るため,微分しただけで終わらず,増減または関数値によって極大・極小を区別し,両端も比較する必要がある。置換を使う解法と直接微分する解法のどちらでも,最大点は放物線の左半分にあることを図で確認すると符号ミスに気づきやすい。