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名古屋大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 関数・微分文系数学 第3問(a)

曲線 y=x2x0)の上にあって、定点 A(0,34) に最も近い点 P を求めよ。次に、この曲線と線分 AP および y 軸とによって囲まれる部分の面積を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安17

関数微分積分 微分による最大最小面積計算接線・法線

方針

P=(x,x2) と置き、点 A までの距離の2乗を微分して x0 で最小化する。得た点と A を結ぶ直線を求め、放物線との差を独立表示の定積分で計算する。

解答

P=(x,x2)x0)とおく。距離の2乗はD(x)=x2+(x234)2である。微分するとD(x)=2x(2x212).x0 では 0<x<1/2 で減少し、x>1/2 で増加する。したがってP=(12,14).直線 AP の傾きは1/43/41/2=1だから、その方程式は y=34x である。求める面積を T とするとT=01/2(34xx2)dx=[3x4x22x33]01/2=524.

別解

解法2(法線条件を使う)

方針

最近点が端点でないなら、線分 AP はその点での接線に垂直である。接線の傾きと AP の傾きの積を 1 として P を決める。面積は直線と放物線の差を因数分解して積分する。

解答

P=(u,u2)u>0)とする。放物線の接線の傾きは 2u、直線 AP の傾きはu23/4uである。最近点では AP が接線に垂直だから2uu23/4u=1.よって 2u23/2=1、すなわち u=1/2 である。端点 (0,0) までの距離の2乗は 9/16、この点までの距離の2乗は 1/2 なので、確かにP=(12,14)が最近点である。

直線 APy=34x であり、その放物線との差は34xx2=(12x)(x+32).したがって 0x1/2 で直線が上にあり、面積は01/2(12x)(x+32)dx=524.

総評

放物線上の最近点と、弦・放物線に囲まれた面積を続けて求める問題。目安時間は17分。距離は2乗で最小化し、端点との比較も行う。微分法と接線・法線の幾何条件の2通りで点 (1/2,1/4)、面積 5/24 を確認した。

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出典: 名古屋大学 1983年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。