方針
表が出た回数を とすると、表は2だけ、裏は1だけ進むので、 回後の全移動数は である。正方形の頂点は4つなので、最後に にいる条件はこの移動数が4の倍数になることである。(1)は 、(2)は として、条件を満たす を二項係数で数える。
解答
(1)
表の出た回数を とする。3回投げたとき、裏の回数は であるから、全移動数は である。最後に にいるためには、出発点から4の倍数だけ進めばよい。したがって が必要十分である。 より、これを満たすのは だけである。
表が1回出る動き方は、3回のうちどの1回を表にするかで決まるので 通りである。よって答えは 通り、すなわち である。
(2)
10回投げるときも同様に、表の回数を とすると全移動数は である。最後に にいる条件は であり、 だから である。 の範囲でこれは を与える。
したがって求める動き方の数は通りである。よって答えは 通り、すなわち である。
別解
解法2:4頂点の通り数を漸化式で更新する
方針
回後に各頂点へ着く通り数を4成分で持つ。ある頂点へは、1つ前の頂点から裏、2つ前の頂点から表で来るので、4成分を順に更新する。
解答
(1)
回後に にいる動き方の数を順に並べてとする。各頂点へは、時計回りに1つ前の頂点から裏、2つ前の頂点から表で来る。したがってである。初めは である。
順に更新するととなる。したがって3回後に に戻る通り数は である。
(2)
同じ表の10回目の行から、10回後に に戻る通り数は である。
総評
難度5、計算量5、目安時間15分。表の回数による合同式と、4頂点の通り数を更新する漸化式の2通りで、3回後の3通りと10回後の256通りを照合した。表で2頂点、裏で1頂点進むため、 回後の移動数が になる点を取り違えない。