方針
第2の放物線を頂点形式 で表す。交点条件と
接線の直交条件は、交点の 座標を共通の2根にもつ2次方程式に
なる。 と を分けて係数を比較し、最後に逆向きも
確認して軌跡を確定する。
解答
第2の放物線の頂点を とおき、と表す。これは放物線であるから である。
2曲線の交点の 座標はの相異なる2根である。交点における接線の傾きはそれぞれ
, なので、直交条件はすなわちである。(1),(2) は同じ相異なる2根をもつ。
まず とする。(1) は (2) の 倍であるからよって次に とする。(2) が相異なる実数解をもつため で、
その根では である。(1) へ代入すると逆に、 かつ (3) を満たす点では とすれば
(1),(2) は比例し、判別式も正になる。また ,
ではとすれば (1),(2) が同じ相異なる2根をもつ。
したがって求める集合は点 は両方に含まれる。
別解
解法2:交点を2根として解と係数の関係を使う
方針
交点の 座標を とおく。交点条件と直交条件から得る
二つの2次方程式に解と係数の関係を使い、 と を
分ける。最後に係数から頂点座標を計算する。
解答
交点の 座標を相異なる実数 とする。交点条件は接線の直交条件はすなわちである。両式は を共通の2根にもつ。
のとき、解と係数の関係からよって 、すなわち である。またより を得る。頂点はであるから かつ のとき、(2) が相異なる実数解をもつため である。
共通の根の積を比べるとしたがってこの場合の頂点は である。逆に任意の に対し
とおけば条件を満たす。
以上より、頂点全体はという放物線と、 軸上の半直線の和集合である。
総評
交点条件と接線の直交条件を、同じ相異なる2根をもつ2次方程式として
結び付ける問題である。目安時間は25分。、または同値な
の場合を分離しないと、 軸上の半直線を落とす。
必要条件を出すだけでなく、得られた各点から実際に係数を戻せることまで
確認して軌跡を完成させた。2解法は係数比較と解と係数の関係で相互照合した。
行列は使用していない。