方針
まず から がわかる。したがって各条件 は区間 と同値である。共通部分が空でないかどうかは、下端の最大値が上端の最小値より小さいかで決まる。 から までは下端最大が 、上端最小が で、大小比較により交わる。 まで入れると上端 が より小さくなり、空になる。
解答
まず であるから、共通部分を考えるときは必ず である。したがって、正の整数 について は と同値である。
よって が空でないためには、区間 が共通部分を持てばよい。
まず まで調べる。下端は である。ここで は、両辺を6乗して となることから成り立つ。したがって下端の最大は である。
一方、上端は である。この中で最小は である。実際、 は から成り立ち、また も明らかである。
さらに である。これは両辺を12乗して すなわち となることからわかる。したがって は空ではない。
次に まで入れる。下端の最大は少なくとも であり、上端の最小は高々 である。ところが が成り立つ。両辺を15乗すると すなわち である。
したがって は空である。これ以後、集合をさらに加えても共通部分が再び空でなくなることはない。よって求める最大の は である。
別解
解法2:具体的な共通元を示す
方針
では具体的に を代入し、4つの不等式をすべて確かめる。 では第3条件と第5条件だけを取り出し、 により同時には満たせないことを示す。
解答
についてをとる。直接計算するとしたがってであり、この共通部分は空でない。
一方、 なら で、よってしかしである。実際、両辺を15乗すればとなる。これは矛盾である。
したがって は空であり、それ以後も空である。
ゆえに最大の はである。
総評
累乗根で表される区間の共通部分を判定する問題である。目安時間は16分。 から と決めてから、 を に直すのが入口である。あとは下端の最大と上端の最小の比較に尽きる。 で空でないことと、 で空になることの両方を示さないと最大性は確定しない。大小比較は小数でなく、同じべきに上げて整数比較にすると安全である。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。