方針
点 、正の 切片 、 切片 の3条件から を で表す。 により が出る。面積を表示積分で求めて を微分し、 が許されるかどうかを を境に分ける。
解答
(1)
点 を通ることからまた を通るので なら (2) と (1) が矛盾するから 。(1)、(2)を解くと では (3) の が負になる。よって 。このとき は と同値なので(2)
区間 では放物線が 軸以上にある。したがって(3)を代入して整理すると(3)、 なので、導関数の符号は の符号と一致する。
のとき、範囲 は に含まれる。よって最小は で取り、(3)から のときは が範囲に入り、そこで最小となる。このときしたがって求める放物線は では両方とも になる。
別解
解法2:2つの切片で因数分解する
方針
もう1つの 切片を と置く。 切片が非負なので であり、放物線は と書ける。点 の条件から とし、面積を の関数として微分する。
解答
放物線の正の 切片を 、もう1つの切片を とする。最高次係数が なのでと書ける。 切片は 、かつ だから(1)
点 を通る条件はしたがって を動かすと(2) を代入すればを得る。
(3)
今度は を上の面積式へ代入する。微分して因数分解すると後ろの因子はすべて正なので、符号は で決まる。
では で常に増加し、最小は 。よって で では最小は 。このとき だからしたがって解法1と同じ場合分けを得る。
総評
難度は10段階で6、計算量は10段階で6程度。試験場では25〜30分が目安である。最初の採点点は から を出すこと、次は面積を積分して1変数にすることである。微分後は が定義域に入るかを確認し、 で場合分けする。別解のように2つの切片で因数分解すると、 切片条件と点 の条件が幾何的に見えやすい。