高さ h を固定し、r=1−h とおく。縦座標 y ごとに、 動く円板の和集合が占める x の区間を直接求める。その横幅を y について積分し、円の面積を使って断面積を得る。
解答
(1)
高さ h を固定しr=1−hとおく。中心 (t,0) が 0≦t≦h を動く 半径 r の円板の和集合を考える。
−r≦y≦r を固定すると、一番左の点は中心 0 の 円板上、一番右の点は中心 h の円板上にある。したがって x の範囲は−r2−y2≦x≦h+r2−y2.よって断面積はS(h)=∫−rr{h+2r2−y2}dy=2hr+πr2=2h(1−h)+π(1−h)2.ここで∫−rr2r2−y2dy=πr2は半径 r の円の面積である。
(2)
したがってVol(D)=∫01{2h(1−h)+π(1−h)2}dh=3π+1.
総評
空間図形を高さごとの平面断面へ直す問題である。目安時間は20分。 高さ h では半径が 1−h、中心の移動距離が h になる。 円周ではなく円錐の内部全体を扱うため、断面は動く円板の和集合である。 2解法はスタジアム形の分解と横幅の積分で面積を相互照合した。 行列や大学範囲の体積公式は用いていない。