方針
直線(i),(ii)上の点をそれぞれ,とおく。線分が両直線に垂直となる内積条件を解き、まず一意な共通垂線を決める。その直線と(iii)が交わること、方向も直交することを順に確認する。
解答
直線(i),(ii)をと表す。方向ベクトルをそれぞれとする。が両方に垂直である条件はである。ここでだから、整理するとしたがってである。よって(i),(ii)の共通垂線はである。
(iii)はと表せる。基準点はすでに上にある。したがって必要十分な残りの条件は、方向がの方向に垂直なことである。ゆえにである。実際、このとき(iii)は上の点でと直交する。
別解
解法2
方針
方向ベクトルの外積から共通垂線の向きを直接求める。さらに(i),(ii)の基準点がその向きの同一直線上にあることを利用し、(iii)の基準点と方向だけでを決める。
解答
(i),(ii)の方向をとすると、である。したがって両方に垂直な直線の方向はに平行でなければならない。
(i)上の点と(ii)上の点は、原点を通り方向の同一直線上にある。まただから、この直線が(i),(ii)の共通垂線である。
(iii)の基準点もでこの共通垂線上にある。ゆえに(iii)の方向についてとなればよく、結論はである。
総評
難度は6、計算量は5。第1・第2直線の基準点が偶然にも共通垂線上に並ぶ構造を見抜けば計算が短い。2解法で共通垂線の一意性、交点条件、方向の直交条件を照合した。特に方向だけを合わせて交点を確認しない誤答を避けることが重要である。図は空間配置の概念を示す投影図であり、結論は内積計算に基づく。