方針
比をとおき,を動かしての位置を表す。を原点にして,とおけば,直交条件はについての式になる。
すべての自然数で成り立つので,例えばで長さの等しさを出し,さらに別の比で内積がであることを出す。最後に,得た条件が逆に十分であることも確認し,必要十分な三角形の形を結論する。
解答
を原点とし, とおく。また とおくと,である。 はをに分けるので である。はをに分けるから であり,はをに分けるから である。したがって である。
条件はである。左辺を展開するととなる。
まず,すなわちを代入すると であるから を得る。これを上の式に戻すと である。たとえばならで,だから である。
よって必要条件として が得られた。これは を意味する。
逆に,かつなら である。このとき上で求めた内積の式は任意のでになるので,どんな自然数でもが成り立つ。
したがって求める三角形は を満たす直角二等辺三角形である。
別解
解法2
方針
直交条件を分点比の2次式として表し、自然数比から得られる無数の値で0になることから恒等式と判定する。係数比較で三角形を決める。
解答
を原点とし、とおく。分点の向きに注意するとしたがって直交条件はである。自然数 を動かすと は無数の相異なる値を
取る。一方 は高々2次式だから、これらすべてで0なら恒等的に0である。
の係数と定数項を比較してを得る。すなわち逆にこの2条件があれば なので、任意の自然数比で
となる。よって求めるのは、頂点 を直角とする
直角二等辺三角形である。
総評
難度は6、計算量は5。分点の向き、自然数比から得る無数の値、必要条件だけでなく十分性まで確認した。 2解法の結論を照合し、定義域、端点、必要十分性、等号条件を再確認した。 図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式も併記している。