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名古屋大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

(2,0,1)と点(rcosθ,rsinθ,1)とを通る直線が球面x2+y2+z2=1に接している.r>0として、rθの関数で表せ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安20

図形と方程式ベクトル 座標設定内積の利用、範囲評価

方針

球の中心である原点から直線までの距離を射影公式で求め、それを半径1に等置する。得られるrの2次方程式を解き、sinθ=0も別に確認する。

解答

A=(2,0,1),B=(rcosθ,rsinθ,1)とおき、d=AB=(rcosθ+2,rsinθ,2)とする。原点から直線ABまでの距離の2乗はA2(Ad)2d2である。ここでA2=5,Ad=2rcosθ6,d2=r2+4rcosθ+8.接する条件は距離が1となることだから5(2rcosθ6)2r2+4rcosθ+8=1.整理するとr2sin2θ2rcosθ1=0.sinθ0ならr=cosθ±1sin2θ.r>0となる方を選ぶとr=1+cosθsin2θ=11cosθ.cosθ=1では元の2次方程式からr=1/2で、上式と一致する。cosθ=1では2r1=0となり正の解はない。

よってr=11cosθ(cosθ1)であり、cosθ=1のとき条件を満たすr>0は存在しない。

別解

解法2

方針

直線上の点A+tdを球面の式へ代入する。接線なら交点を与える2次方程式が重解をもつので、判別式を0とおいて解く。

解答

直線上の点はX(t)=A+tdと表せる。球面との交点はA+td2=1の解であり、展開するとd2t2+2(Ad)t+(A21)=0.接線であるための必要十分条件はこの2次方程式が重解をもつことである。よって判別式を0とすると(Ad)2=d2(A21)=4d2.各内積を代入すれば4(rcosθ+3)2=4(r2+4rcosθ+8),すなわちr2sin2θ2rcosθ1=0.以後は解法1と同じ符号判定によりr=11cosθ(cosθ1)を得る。

総評

難度は6、計算量は5。中心から直線までの距離と、球面代入後の判別式という独立な2解法で接線条件を照合した。どちらも同じ2次方程式へ帰着する。sinθ=0を一括して割らず、cosθ=1では解があり、cosθ=1では正の解がないことを明示した。

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出典: 名古屋大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。