方針
2つの与えられた円の中心と半径をまず読み取る。円 が に外接することから となり,さらに が 軸の正の向きと をなすので,中心 の座標を だけで表せる。最後に との外接条件を距離の式にして を決め,得た座標が2条件を満たすことまで確認する。
解答
円 は であるから,中心は ,半径は1である。また は と書けるので,円 の中心は ,半径は2である。
円 の中心を ,半径を とする。 は に外接するから である。また, と 軸の正の部分とのなす角が なのでと表される。
次に, は にも外接するから である。よってを満たす。左辺を整理すると であるから となる。したがって である。
このとき なので,中心は である。以上より となる。実際,この点は を満たし, も満たすので,2つの外接条件に合っている。
3円の外接配置
別解
解法2
方針
3つの中心 が作る三角形に注目する。2つの外接条件で辺長を で表し、
に余弦定理を適用して半径を直接決める。
解答
円 の中心を 、円 の中心を とする。
半径はそれぞれ1と2である。円 が両方に外接するのでまた条件 (b) より である。
三角形 に余弦定理を用いると右辺を整理してとなるから であり、 の偏角は なのでよってである。
総評
難度は10段階中4、計算量は10段階中4。目安時間は10分から15分。円の外接条件を「中心間距離=半径の和」として式にできるかが中心である。角度条件から中心座標を だけで表すと,未知数が半径1つに減って計算が安定する。失点しやすい点は, の半径を2と読むための平方完成,および外接条件で とすべきところを などにしてしまうことである。最後に求めた点が両方の距離条件を満たすことを確認すると答案の説得力が上がる。 2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式による説明も併記している。