方針
直角二等辺三角形で が直角なので, は斜辺であり, は線分 の中点から に垂直な方向へ同じ長さだけ移った点である。 とおき,, から も分かる。 の二つの候補を座標で表し,それぞれ を消去して双曲線の枝と不等式条件を得る。
解答
とおく。 は曲線 , 上にあるから である。 は を直角とする直角二等辺三角形である。したがって が斜辺であり, は の中点 から, に垂直な方向へ長さ だけ移った2点である。よって または である。
第一の場合, とおくと である。したがって となる。また , より である。よって第一の場合の軌跡は双曲線 の上側の枝である。
第二の場合は となるので であり,, より である。よって第二の場合の軌跡は双曲線 の右側の枝である。
以上より,求める軌跡は で表される枝と, で表される枝を合わせたものである。
別解
解法2
方針
直角頂点 を中心とする 回転で、原点 を頂点 に移す。回転方向が左右の2通りあるので、それぞれ の座標を で表し、条件 を代入する。最後に不等式から双曲線の枝を指定する。
解答
点 を固定して考える。 かつだから、ベクトル を 回転したものが
である。
反時計回りに回す場合はしたがって の条件からすなわちさらに なので である。
時計回りに回す場合はよってすなわちまた だから である。
逆に、これらの枝上の任意の点 から上の式で を作れば、
は を満たし、直角二等辺三角形が得られる。したがって軌跡はの2枝である。
総評
斜辺 から直角頂点 を復元する軌跡問題である。難易度は5,計算量は4程度で,想定時間は15分前後。直角二等辺三角形という条件から が2通り出るため,片方だけで終わらないことが重要である。双曲線の方程式だけでなく,, から枝を指定する不等式 , まで書くと図示が正確になる。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。