方針
は区間 で頂点 、端点値0をもつ折れ線である。まず を に直し、 または に分ける。次に一般に に対する の2解を求め、2つの に代入して4個の解を出す。
解答
とする。条件 は であるから と同値である。よって または である。したがって または となる。
次に を解く。 とすると より である。したがって であり、 を得る。
ここで なので、 も も に入る。したがって、すべての解は から であり、 から である。
よって求める解はである。いずれも より に含まれる。
別解
解法2(合成関数を区分的に書く)
方針
テント型関数 を2区間に分け、
を4区間の一次式として書く。
各区間で を解き、範囲条件から4解を確定する。
解答
区間ごとにである。さらに だから、 となる
でも区間を分けると なので、各区間に の解がちょうど1個ずつある。
順に解けばこれらは互いに異なり、すべて に入る。したがって求める解は
総評
難度4、計算量4。絶対値を二段階で外すだけの問題だが、 と見抜くと整理しやすい。採点上は、 から直接 を求めようとせず、まず に分けること、次に の一般解を正しく使うことが重要である。 により4解がすべて区間内にあり、重ならないことも確認しておきたい。目安は10分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。