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名古屋大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

関数f(x)=2x1+1 (0x1)を用いて,
関数g(x)=2f(x)1+1 (0x1)を考える.

0<c<1のとき,g(x)=cを満たすxを求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安10

関数方程式・不等式 絶対値の処理、場合分け

方針

f(x) は区間 [0,1] で頂点 (1/2,1)、端点値0をもつ折れ線である。まず g(x)=c2f(x)1=1c に直し、f(x)=c/2 または f(x)=1c/2 に分ける。次に一般に 0<u<1 に対する f(x)=u の2解を求め、2つの u に代入して4個の解を出す。

解答

0<c<1 とする。条件 g(x)=c2f(x)1+1=c であるから 2f(x)1=1c と同値である。よって 2f(x)1=1c または 2f(x)1=(1c) である。したがって f(x)=1c2 または f(x)=c2 となる。

次に f(x)=u を解く。0<u<1 とすると 2x1+1=u より 2x1=1u である。したがって 2x1=1uまたは2x1=(1u) であり、x=1u2,x=u2 を得る。

ここで 0<c<1 なので、u=c/2u=1c/2(0,1) に入る。したがって、すべての解は u=c2 から x=c4,x=1c4 であり、u=1c2 から x=12c4,x=12+c4 である。

よって求める解はx=c4,12c4,12+c4,1c4である。いずれも 0<c<1 より [0,1] に含まれる。

別解

解法2(合成関数を区分的に書く)

方針

テント型関数 f を2区間に分け、
g=ff を4区間の一次式として書く。
各区間で g(x)=c を解き、範囲条件から4解を確定する。

解答

区間ごとにf(x)={2x(0x12),22x(12x1)である。さらに g(x)=f(f(x)) だから、f(x)=1/2 となる
x=1/4,3/4 でも区間を分けるとg(x)={4x(0x14),24x(14x12),4x2(12x34),44x(34x1).0<c<1 なので、各区間に g(x)=c の解がちょうど1個ずつある。
順に解けばx=c4,x=12c4,x=12+c4,x=1c4.これらは互いに異なり、すべて [0,1] に入る。したがって求める解は{c4, 12c4, 12+c4, 1c4}.

総評

難度4、計算量4。絶対値を二段階で外すだけの問題だが、g=ff と見抜くと整理しやすい。採点上は、g(x)=c から直接 x を求めようとせず、まず f(x)=c/2,1c/2 に分けること、次に f(x)=u の一般解を正しく使うことが重要である。0<c<1 により4解がすべて区間内にあり、重ならないことも確認しておきたい。目安は10分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 名古屋大学 2001年度 前期 数学 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。