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名古屋大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

(1) 関数f(x)=2x33x2+1のグラフをかけ.

(2) 方程式f(x)=aaは実数)が相異なる3つの実数解α<β<γをもつとする.l=γαβのみを用いて表せ.

(3) aが(2)の条件のもとで変化するとき,lの動く範囲を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安20

関数微分 グラフの概形、解と係数の関係、範囲評価

方針

(1) は導関数から増減・極値を決め,因数分解でx軸との交点を補う。(2)では3解の和と2解積の和を使い,s=α+γβで表す。(γα)2=(α+γ)24αγに代入すればlが得られる。(3)は中央の解が0<β<1をちょうど動くことを単調性から示し,平方完成して範囲を求める。

解答

(1) f(x)=6x(x1).したがってf(,0)で増加,(0,1)で減少,(1,)で増加する。またf(0)=1,f(1)=0だから,(0,1)で極大,(1,0)で極小となる。さらにf(x)=(x1)2(2x+1)より,x軸とは(1/2,0)で交わり,(1,0)で接する。以上から下図のグラフを得る。

(2)

(1) より,相異なる3つの実数解をもつ条件は0<a<1である。方程式は2x33x2+1a=0だから,解と係数の関係よりα+β+γ=32,αβ+βγ+γα=0.s=α+γ=32βとおくと,第2式からαγ=β(α+γ)=βs.したがってl2=(γα)2=(α+γ)24αγ=s2+4βs=(32β)(32+3β)=3β2+3β+94.l>0であるからl=3β2+3β+94.(3)

0<a<1のとき,減少区間(0,1)にある中央の解β0<β<1をちょうど動く。(2)の式を平方完成するとl2=33(β12)2.0<β<1より94<l23.等号l2=3β=1/2で実現し,下端はβ=0,1を含まないため実現しない。よって32<l3.

0<a<1では水平線が3点で交わり,中央の交点は0<β<1を動く。

総評

難度6,計算量5。グラフ,3次方程式の解と係数の関係,二次式の範囲を一続きに使う問題である。l=γαを直接解こうとせず,和α+γと積αγからl2を作るのが最短である。3実数解の条件0<a<1と,中央の解が0<β<1をちょうど動く理由をグラフの単調性で説明する。下端3/2は極値ではなく極限値なので含まれず,上端3は含まれる。18分から20分が目安である。

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出典: 名古屋大学 2007年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。