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名古屋大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 整数・場合の数文系数学 第3問(a)

次の問に答えよ.

(1) 3x+2y8を満たす0以上の整数の組(x,y)の個数を求めよ.

(2) 3x+2y2008を満たす0以上の整数の組(x,y)の個数を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安10

整数場合の数 数え上げ、場合分け、計算整理

方針

非負整数解の個数は,x を固定して可能な y の個数を足す。(1)は x=0,1,2 だけを直接数えればよい。(2)では 0x669 となり,y の上限に床関数が出る。x の偶奇で x=2jx=2j+1 に分けると床関数が外れ,等差数列の和として計算できる。

解答

(1) 3x+2y8x,y は0以上の整数である。x の取り得る値は 0,1,2 である。 x=0 のとき 2y8 なので y=0,1,2,3,4 の5個。 x=1 のとき 2y5 なので y=0,1,2 の3個。 x=2 のとき 2y2 なので y=0,1 の2個。

したがって求める個数は 5+3+2=10 である。

(2) x を固定すると 0y20083x2 であり,x0x669 を満たす整数である。x の偶奇で分ける。 x=2j とおくと,0j334 であり,0y20086j2=10043j である。したがって y の個数は 10053j である。 x=2j+1 とおくと,0j334 であり,0y20056j2=1002+123j である。y は整数なので 0y10023j となり,y の個数は 10033j である。

よって求める個数はj=0334(10053j)+j=0334(10033j)=335100533343352+335100333343352=168840+168170=337010.

(1) の10個の格子点。大きな上限でも、x を固定して縦に数える。

総評

固定して数えるだけなら標準的だが,2008 では床関数の扱いを曖昧にすると1ずれが起こりやすい。想定時間は10分から12分,難易度は4,計算量は4程度。(1)で小さい例を直接数えると,(2)でも「端点を含むので個数は上限プラス1」という点を意識しやすい。偶数 x と奇数 x のどちらも j=0 から 334 までであることを確認してから和を作るのが安全である。

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出典: 名古屋大学 2008年度 前期 文系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。