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名古屋大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 整数・場合の数理系数学 第4問(a)

次の問に答えよ.

(1) 3x+2y2008を満たす0以上の整数の組(x,y)の個数を求めよ.

(2) x2+y3+z610を満たす0以上の整数の組(x,y,z)の個数を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

整数場合の数 数え上げ、場合分け、計算整理

方針

(1)x を固定して y の個数を数え,x の偶奇で床関数を外す。(2)は不等式を 3x+2y+z60 に直し,x,y を固定したときの z の個数 613x2y を足す。ここでも x の偶奇で y の上限が変わるため,x=2jx=2j+1 に分け,内側の等差数列の和を整理する。

解答

(1) x を固定すると 0y20083x2 であり,0x669 である。 x=2j (0j334) のとき,0y10043j なので,y の個数は 10053j である。 x=2j+1 (0j334) のとき,0y10023j なので,y の個数は 10033j である。

したがって求める個数はj=0334(10053j)+j=0334(10033j)=168840+168170=337010である。

(2)

与えられた不等式に6を掛けると 3x+2y+z60 となる。x,y を固定すると,z0z603x2y を満たすので,その個数は 613x2y である。ただし 3x+2y60 が必要である。

まず x=2j とおく。0j10 であり,0y303j である。このときの個数の和はy=0303j(616j2y)=(313j)(616j)2(303j)(313j)2=(313j){616j(303j)}=(313j)2.次に x=2j+1 とおく。0j9 であり,0y283j である。このときの個数の和はy=0283j(586j2y)=(293j)(586j)2(283j)(293j)2=(293j){586j(283j)}=(293j)(303j).よって求める個数は j=010(313j)2+j=09(293j)(303j) である。順に計算すると j=010(313j)2=4301, j=09(293j)(303j)=2805 なので,合計は 4301+2805=7106 である。

総評

整数点を固定して足し上げる典型問題だが,(2)は3変数になった分だけ和の範囲管理が重要である。想定時間は16分から20分,難易度は5,計算量は5程度。z を最後に決めると個数が 613x2y と直線的に出るため,二重和が整理しやすい。偶数 x では j=0 から 10,奇数 x では j=0 から 9 で止まる点と,端点を含むため個数に 1 を足す点が主な落とし穴である。

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出典: 名古屋大学 2008年度 前期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。