方針
高さで切った断面を調べる。辺上の点は内分比で表せる。同じ高さの四面体の断面は長方形になり,これを軸のまわりに回転すると,長方形の頂点までの距離を半径とする円板になるため,円板の面積を積分する。
解答
(1)
点は辺上にあるから,を用いてと表せる。すなわちである。は上にあるので,したがってである。よってである。ただしである。
(2)
で四面体を切る。ただしとし,とおく。この断面は,辺との交点を頂点とする長方形であり,平面に平行に見ればで表される。
この長方形は原点を含むので,これを軸のまわりに回転してできる断面は円板である。その半径は長方形の頂点までの距離である。したがって高さにおける円板の面積はである。
より,求める体積はである。
別解
解法2
方針
辺上の点を高さのパラメータにし,断面の最遠点を凸関数の最大として頂点に絞る。回転後の円板半径を直接積分する。
解答
(1)
辺をでと表す。よりだからである。
(2)
高さの断面はという長方形である。原点からの距離の二乗はこの長方形の頂点で最大となり,最大値はである。また原点から頂点までの線分も長方形に含まれるため,回転後の断面は半径の円板になる。よりである。
総評
難度6,計算量5。想定時間は18分程度。断面を高さで見る発想が中心で,断面長方形の範囲を正しく出せれば体積積分は標準的である。回転後の断面が円板になる理由として,断面長方形が原点を含むことを述べると答案の抜けが少ない。