方針
最初の数項を漸化式から順に計算し, となる周期性を確認する。自然数条件は周期の中の から だけを調べればよい。
解答
(1)
漸化式からである。したがってを得る。
(2)
とすると,(1)の計算よりであり, であるから,以後は周期的に繰り返す。よって から までがすべて自然数であることを調べればよい。
特に と が自然数であるから, は の正の約数であり, に限られる。実際, のとき のときで,いずれもすべて自然数である。したがって求める値はである。
別解
解法2
方針
隣り合う2項への写像 を考え、5回作用させると元の組へ戻ることを直接示す。自然数条件はこの5周期のうち特に強い2項から候補を絞る。
解答
(1)
隣り合う2項をによって次の2項へ移すと考える。 から順に計算するとしたがってさらに が成り立つ。
(2)
とすると、1周期はである。すべて自然数なら 自身が自然数で、かつ も自然数である。よってであり、候補は に限られる。
の周期は の周期はで、どちらも全項が自然数である。したがってが求めるすべての値である。
総評
難度5,計算量5。想定時間は15分程度。漸化式を1項ずつ追う方法に加え、隣接2項への写像が5回で元に戻ると見ると周期性の理由が明確になる。自然数条件では全ての分数を同時に扱わず、まず と から候補を有限個にする。その後に1周期を代入確認すれば、必要条件と十分性を切り分けた答案になる。