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岡山大学 2020年度 前期文系数学 第1問

1,2,3,4 から等しい確率で数を選ぶ試行を考える。この試行を繰り返すとき、第 n 回目で選んだ数を rn とおく。数列 {an}a1=1,an+1=rnan(n=1,2,)によって定める。次の問いに答えよ。

(1) a4=24 となる確率を求めよ。

(2) a5=24 となる確率を求めよ。

(3) n6 とし、an=24 となる確率を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

確率場合の数数列 数え上げ状態分類、素因数分解

方針

an=r1r2rn1 と書く。24=233 なので、選ばれる数の多重集合は {2,3,4} または {2,2,2,3} に1を補ったものに限られる。各並べ方を数えて全事象 4n1 で割る。

解答

(1) a4=r1r2r3.積が24になるには、{r1,r2,r3}{2,3,4} でなければならない。その並べ方は3!=6 通りだから、求める確率は643=332.(2)a5=r1r2r3r4.積が24になる多重集合は{1,2,3,4},{2,2,2,3}の2種類である。並べ方はそれぞれ4!=24,4!3!=4通りなので、求める確率は24+444=764.(3)

ann1 個の数の積である。積が24になる多重集合は次の2種類に限られる。{2,3,4,1,,1n4 個},{2,2,2,3,1,,1n5 個}.それぞれの並べ方は(n1)!(n4)!=(n1)(n2)(n3),(n1)!3!(n5)!=(n1)(n2)(n3)(n4)6通りである。よって求める確率は(n1)(n2)(n3)4n1+(n1)(n2)(n3)(n4)64n1=(n1)(n2)(n3)(n+2)64n1.

別解

解法2(2の指数を先に数える)

方針

積に因数3をもたせるには、3 をちょうど1回選ぶ必要がある。残りの 1,2,4 を2の指数 0,1,2 に読み替え、指数の和が3になる列を数える。

解答

(1)

3を置く位置は3通りである。残り2か所の2の指数は (1,2) または (2,1) だから、適する列は32=6 通り.したがって確率は643=332.(2)

3を置く位置は4通りである。残り3か所の指数の和が3になるのは、(0,1,2) の並べ替え6通りと (1,1,1) の1通りである。よって4(6+1)44=764.(3)

3を置く位置は n1 通りである。残り n2 か所の指数の和が3になる列は、指数2を1個、指数1を1個置く(n2)(n3) 通りと、指数1を3個置く(n2)(n3)(n4)6 通りである。したがってP(an=24)=n14n1{(n2)(n3)+(n2)(n3)(n4)6}=(n1)(n2)(n3)(n+2)64n1.

総評

難度4、目安時間15分。既存データの (2) は a6=24 となっていたが、原本は a5=24 である。ann1 個の乱数の積であることを確認し、24の素因数 233 を多重集合または指数列として数える。2解法は (1)(2)(3) のすべてで相互検算できる。

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出典: 岡山大学 2020年度 前期 数学I・II・A・B(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。