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岡山大学 2020年度
理系数学 第2問

問題

0でない複素数

を満たし、その偏角

を満たすとする。次の問いに答えよ。

(1) を用いて表せ。

(2) とおく。 とするとき、 を用いて表せ。

(3) 複素数平面の実軸上に点

をとる。 が一直線上にあるとき、 を求めよ。

出典:岡山大学 2020年度 前期 理系 第2問

方針

解法1(極形式と一直線条件を座標で処理する)

とおき、円の条件から を決める。 の実部・虚部を倍角で表し、最後は の行列式を0とする。

解法2(円の直径と相似な角を図形的に読む)

円の中心を とする。 の二等辺三角形から中心角が であることを読み、 から が直径だと見る。(3)では が一直線になるので、直角三角形 の角と中心角を比較する。

解答

解法1(極形式と一直線条件を座標で処理する)

(1)

とおく。条件 を2乗すると

整理して

であるから

である。

(2)

(1)を用いると

したがって

より なので

である。

(3)

複素数を座標で表すと

3点が一直線上にある条件は

これを計算すると

よって

左辺は正であるから であり、 である。したがって

ゆえに

である。

解法2(円の直径と相似な角を図形的に読む)

(1)

は、中心 、半径1の円を表す。原点 もこの円上にあるから

の偏角は の偏角は なので

二等辺三角形 より

余弦定理を使うと

したがって

(2)

であるから、点 は線分 の中点である。したがって はこの円の直径であり、円周角の定理から

は第2象限にあるので、 の偏角は

である。

(3)

が一直線上にあり、 の中点だから、 も一直線上にある。配置は次図のようになる。

岡山大学 2020年度 第2問の図1

三角形 で直角であり、

したがって

すなわち

一方、(1)で示したように であり、半直線 は一致する。よって

である。