方針
前半は表の回数で数え、後半は位置の状態表を1歩ずつ更新する。途中で負または3以上へ出る経路は即座に除く。
解答
(1)
となるには,10回のうち表が5回,裏が5回出ればよい。したがって求める確率はである。
(2)
となる列は 通りである。このうち となる列は,最初の5回に表3回,残り5回に表2回が出る場合で通りである。よって求める確率はである。
(3)
時刻 に座標 にいる経路数を,途中で を満たすものだけについて数える。最後に となるには,時刻9で にいる16通りから裏が出ればよい。したがって求める確率はである。
別解
解法2(2歩ごとの対称遷移)
方針
偶数時刻の位置だけを状態にし、2歩を一組にする。上限2では、どちらの状態からも位置0と位置2へ進む有効な2歩経路が各1通りとなるため、経路数が各組で2倍になる。
解答
(1)
表5回、裏5回となる列を選んで(2)
となる通りから、となる通りを除く。よって(3)
条件を満たし、回後に位置にいる経路数をとする。位置0から2歩後に位置0,2へ行く有効経路はの各1通りである。位置2からはが各1通りである。は条件外なので使えない。
したがって初期値から以後は各組で両成分が2倍になる。よって10回後に原点へ戻る有効経路は16通りなので2歩遷移の中間点は必ず位置1であり、すべての時刻でを満たす。
総評
難度6、計算量5、想定15分。文系第2問の上限は2で、理系の上限3とは区別が必要である。1歩ごとの状態表と2歩ごとの対称遷移で有効経路16通りを確認し、確率が一致した。