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大阪大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

正の整数 m,nnm2<n+1を満たしているとする。次のことを証明せよ。

(1) m24n は0または1である。

(2) m<n+n+1<m+1

難易度5/ 10計算量4/ 10目安16

整数方程式・不等式 剰余分類、場合分け、不等式評価

方針

仮定を二乗し、m24n の範囲と4で割った余りを合わせる。(2) は m の偶奇、すなわち差が0か1かで分ける。

解答

(1)
仮定を二乗するとnm24<n+1,したがって0m24n<4.平方数を4で割った余りは0または1なので、この範囲にある m24nm24n=0 または 1である。

(2)
まず m24n=0 のとき、m=2rn=r2 と書ける。よってn+n+1=r+r2+1.r<r2+1<r+1 だからm<n+n+1<m+1.次に m24n=1 のとき、m は奇数である。n>0 より m3 でありn=m214,n+1=m2+34.下側は(n+n+1)2=m2+12+12(m21)(m2+3)>m2+12+m212=m2.よって n+n+1>m である。またn<m2,n+1=12m2+3<m+12,である。最後の不等式は m3 から m2+3<(m+1)2 による。したがってn+n+1<m+12<m+1.以上よりm<n+n+1<m+1.S=n+n+1 の平方は非常に狭い区間に入る

別解

解法2(和の平方を直接挟む)

方針

(1) を得た後、S=n+n+1 の平方を 4n+14n+2 の間に挟み、m2(m+1)2 を比較する。

解答

(1) nm24<n+1より 0m24n<4 である。さらに m2 の4による剰余は0または1だからm24n{0,1}.(2)S=n+n+1とおく。正の整数 n について2n<2n(n+1)<2n+1が成り立つ。右側は、両辺が正であり(2n+1)24n(n+1)=1>0だからである。したがって4n+1<S2<4n+2.(1) より m2=4n または 4n+1 なのでm2<S2.またS2<4n+2m2+2<(m+1)2.ここで最後の不等式には m2 を用いた。これは n>0 と仮定から従う。すべて正であるから平方根を取りm<S<m+1.

総評

連続する平方根の間にある半整数から、整数の差を絞る証明問題。目安時間は16分。偶奇による方法に加え、S2 を幅1の区間へ直接挟む方法を示し、正の整数という条件も使って上端を厳密に評価した。

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出典: 大阪大学 1983年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。