方針
二つの整数解を と置き、解と係数の関係で を表す。条件 (ロ) を の不等式へ直し、 として小さい から範囲を絞る。最後に根の組から へ戻す。
解答
二つの解を とおく。条件 (イ) より、 はともに 以上の整数である。解と係数の関係から であるから である。
条件 (ロ) は である。これに 、 を代入すると すなわち となる。 は入れ替えても同じ二次方程式を与えるので、 としてよい。 のとき、(1) は より である。したがって を得る。 のとき、(1) は より である。 だから である。 とする。このとき なので、(1) から である一方、左辺は である。したがって となり、 より 、すなわち となる。これは に反する。よってこれ以上の解はない。
以上より は である。それぞれ 、 に戻すと、求める組は である。
別解
解法2
方針
根 の不等式を積の形へ変形する。
では両因子が正の奇数なので、
小さな約数の組だけを列挙して係数へ戻す。
解答
2根を とし、 とする。
解と係数の関係から条件 (ロ) は両辺を2倍して9を加えると2因子は正の奇数で、前者は後者以下である。
なら で なら で、順序条件から だけである。
なら積は25以上となり不可能である。
したがって根の組は係数へ戻すと
総評
二次方程式の係数ではなく、根そのものを未知数にする整数問題。目安時間は12分。順序を と固定すること、 が不可能であることを明記することが数え漏れ防止になる。最後に ではなく を答える点にも注意。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。