方針
と因数分解し、2次方程式の2根を と置く。3個の実数解と距離条件は、 の間隔を直接調べればよい。(2)は 軸に接することを重解条件に直し、 のときの正の部分を積分して面積を出す。
解答
(1) である。 なので は単純な解である。残りの2解は の解である。
この2解を とおくと、解と係数の関係から であり、また である。したがって と見てよい。
方程式 が3個の実数解をもつには、2次方程式が相異なる実数解をもち、しかも と重ならないことが必要である。 のもとでは なら となり、3解は である。
これらが互いに1以上離れている条件は である。すなわち であり、 を得る。 だから となる。よって求める条件は である。
(2)
曲線 が 軸に接することは、 が重解をもつことを意味する。 なので であり、 は重解ではない。したがって が重解をもつ場合だけを考えればよい。
判別式を0とおくと より である。このとき であり、 では である。したがって、曲線と 軸で囲まれる部分は にあり、その面積 はである。
よって である。
3根の配置は次のようになる。
別解
解法2(根の公式と接点条件)
方針
(1) は2次式の根を根の公式で直接表し、0との距離と2根間の距離を不等式にする。(2)は接点の座標を とし、 を連立して重解を直接決定する。
解答
(1) であり、2次式の根はである。3個の実数解をもつには が必要で、このときとなる。
3根が互いに1以上離れる条件はである。したがって前者から 、後者から を得る。よってである。
(2) 接点の 座標を とする。 より だから である。そこでを用いると両式の差からとなり、 である。これを戻して を得る。このときだから、囲まれた部分の面積はしたがって である。
総評
難易度5、計算量5、想定時間15~22分。3根を と並べると、距離条件は隣り合う2間隔だけを調べればよい。(2)では「接する」を重解条件へ直し、 は のため重解でないことを明記する。面積では被積分関数が で非負であることを確認する。根の公式による検算と連立条件による検算が一致する。