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大阪大学 1990年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第4問

以下の文中の(ア)~(ク)に適する数または式を解答用紙の指定されたところに記入せよ.

(1) 正の整数a1a2a3a4がこの順に等比数列をなし,
公比rが整数でなく,かつr>1であるとき,
a4のとりうる値の最小値は(ア)であり,このとき,a1=(イ)となる.

(2) 公比rが1より大きい無限等比数列{an}において,
第17項a17の平方が第24項a24に等しいとき,
a1r9=(ウ)であり,また,k=1n1ak<k=1nakとなる
最小の自然数nの値は(エ)である.

(3) f(x)=k=110kxkとする.
このとき,x<1ではf(x)=(オ),x>10ではf(x)=(カ)であり,
1n9を満たす整数nに対し,n<x<n+1においてはf(x)=(キ)となる.
また,f(x)x=(ク)において最小値をとる.

難易度7/ 10計算量7/ 10目安25

数列整数微分 素因数分解、和の計算、場合分け、微分による最大最小

方針

(1) は公比を既約分数 p/q として整数条件を素因数で追う。(2)は指数をそろえ、二つの有限和の指数列を比較する。(3)は絶対値の折れ目ごとに導関数を求め、符号が負から正へ変わる整数を探す。

解答

(1)

r=p/qp>q2, (p,q)=1)とおく。四項が整数になるには q3a1 が必要であるから、a1=Mq3 と書ける。このとき(a1,a2,a3,a4)=(Mq3,Mpq2,Mp2q,Mp3).a4=Mp3 を最小にするには M=1、最小の互いに素な p>q2 である p=3,q=2 を選べばよい。したがって(ア) 27,(イ) 8.(2)

a172=a24 より(a1r16)2=a1r23,したがって(ウ) a1r9=1.よって ak=rk10 である。n=19 のとき、1/akak に現れる指数はともに 9,8,,9 で等しい。n=20 では右辺に r10、左辺に r10 が加わり、r>1 より初めて右辺が大きくなる。したがって(エ) 20.(3)

x<1 ではすべての xk が負なので(オ) f(x)=k=110k=55.x>10 では(カ) f(x)=55.n<x<n+1 ではf(x)=k=1nkk=n+110k=n(n+1)55,ゆえに(キ) n(n+1)55.n=6 では導関数は 13n=7 では1となるので、x=7 で減少から増加へ変わる。したがって(ク) 7.

総評

目安は25分。空欄形式でも根拠を整理すると誤算を防げる。(1)では「公比が整数でない」から q2 を落とさない。(2)は n=19 で等号、n=20 で初めて逆転する。(3)では k=110k=55 と、区間をまたぐと導関数が 2k だけ増えることを確認する。

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出典: 大阪大学 1990年度 後期 理系 第4問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。