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大阪大学 1988年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第2問

pqは正の整数とし,2次方程式x2pxq=0の2つの実数解をαβとする.
An=αn+βnとおくとき,すべての正の整数nについて次のことが成り立つことを示せ.

(1) Anは整数である.

(2) A3nAn3は3で割り切れる.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

数列整数 解と係数の関係、漸化式の変形恒等式比較

方針

根が満たす二次方程式から An の整数係数漸化式を作る。(2)は立方和の恒等式で3を因数に出す。

解答

解と係数の関係より α+β=pαβ=q である。また各根 u=α,βu2=pu+q を満たす。

(1) n2 のとき、上の式に un2 を掛けて un=pun1+qun2 を得る。u=α,β について加えるとAn=pAn1+qAn2である。初期値は A0=2A1=α+β=p で、どちらも整数である。したがってこの漸化式により、数学的帰納法で全ての n0 に対して An は整数である。

(2) 恒等式 u3+v3=(u+v)33uv(u+v)u=αn,v=βn を代入するとA3n=An33(αβ)nAn=An33(q)nAn.よってA3nAn3=3(q)nAn.(1)より An は整数であり、q も整数だから、右辺は3の倍数である。したがって A3nAn3 は3で割り切れる。

別解

解法2

方針

Anp,q の整数係数多項式として明示する。整数性を直接読み取り、立方展開で合同条件を示す。

解答

(1)
解と係数の関係から α+β=p, αβ=q である。
二変数の整式 Pn(X,Y)P0=2,P1=X,Pn=XPn1YPn2で定める。これは整数係数の整式である。またαn+βn=(α+β)(αn1+βn1)αβ(αn2+βn2)だから、帰納法によりAn=Pn(α+β,αβ)=Pn(p,q).p,q は整数で Pn は整数係数だから、An は整数である。

(2)
さらにAn3A3n=(αn+βn)3(α3n+β3n)=3(αβ)n(αn+βn)=3(q)nAn.右辺は3の倍数だから A3nAn3 は3で割り切れる。

総評

無理数である可能性のある2根の累乗和が整数になる理由を、根ごとの関係式から作る漸化式で示す。(2)は3乗和の恒等式を使うと差が明示的に3倍になる。A0=2 を補助的に導入すると、n=2 から同じ漸化式を統一して扱える。目安時間は15分。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。

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出典: 大阪大学 1988年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。