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大阪大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第4問

f(x)g(x)x0で定義された正の値をとる連続な関数で,x>0で微分可能であるとする。
それらの定める曲線をC1:y=f(x)(x0),C2:y=g(x)(x0)とするとき,以下の性質が満たされるという。

(イ) f(x)x0において増加な関数で,f(0)=1を満たす。

(ロ) f(x)g(x)3=27 (x0)

(ハ) すべてのx>0に対して,平面上の点(x,f(x))における曲線C1の接線と,
(x,g(x))における曲線C2の接線は直交する。

次の問に答えよ。

(1) f(x)を求めよ。

(2) 曲線C1C2およびy軸で囲まれる部分の面積を求めよ。

難易度7/ 10計算量7/ 10目安22

関数微分積分 文字消去漸化式の変形面積計算

方針

積の関係から gf で表し、微分して接線の直交条件 fg=1 に代入する。f が増加であることから導関数の符号を選び、初期条件で f を決める。面積は交点まで gf を積分する。

解答

(1) f(x)g(x)3=27 かつ両者は正だからg(x)=3f(x)1/3である。微分して g(x)=f(x)f(x)4/3 を得る。接線が直交するので f(x)g(x)=1、したがって{f(x)}2=f(x)4/3.f は増加関数であり右辺は正だから f(x)=f(x)2/3 である。よってddx{3f(x)1/3}=1.f(0)=1 を用いるとf(x)=(x+3)327,g(x)=9x+3.(2) 交点では (x+3)4=243 だから x=35/43 である。x=0 では g>f なので、面積は035/43{9x+3(x+3)327}dx=9log35/43(35/4)434108=94log332.

別解

解法2

方針

u=f1/3v=g/3 とおくと uv=1 になる。導関数の積が 1 という直交条件を u,v で書き直すと u=1/3 が得られる。初期値で u を決め、交点と面積を計算する。

解答

(1) u(x)=f(x)1/3,v(x)=g(x)3とおく。条件(ロ)より u(x)v(x)=1、すなわち v=1/u である。またf=3u2u,g=3v=3uu2.接線の直交条件 fg=1 から9(u)2=1.f は増加し、u>0 だから u=1/3 を選ぶ。u(0)=1 よりu=1+x3.したがってf(x)=(x+3)327,g(x)=9x+3.(2)
交点の x 座標を c とすると(c+3)4=243=35,c=35/43.0x<c では g(x)>f(x) なので、面積は0c{9x+3(x+3)327}dx=9logc+33(c+3)434108=94log332.

総評

積の関係と接線直交から未知関数を決める微分方程式型の問題。目安は22分。増加性で平方根の正符号を選び、初期値まで使って関数を一意にする。面積は交点 x=35/43 を確定し、gf を表示積分で計算する。

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出典: 大阪大学 1994年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。