方針
積の関係から g を f で表し、微分して接線の直交条件 f′g′=−1 に代入する。f が増加であることから導関数の符号を選び、初期条件で f を決める。面積は交点まで g−f を積分する。
解答
(1) f(x)g(x)3=27 かつ両者は正だからg(x)=3f(x)−1/3である。微分して g′(x)=−f′(x)f(x)−4/3 を得る。接線が直交するので f′(x)g′(x)=−1、したがって{f′(x)}2=f(x)4/3.f は増加関数であり右辺は正だから f′(x)=f(x)2/3 である。よってdxd{3f(x)1/3}=1.f(0)=1 を用いるとf(x)=27(x+3)3,g(x)=x+39.(2) 交点では (x+3)4=243 だから x=35/4−3 である。x=0 では g>f なので、面積は∫035/4−3{x+39−27(x+3)3}dx=9log335/4−108(35/4)4−34=49log3−23.
別解
解法2
方針
u=f1/3、v=g/3 とおくと uv=1 になる。導関数の積が −1 という直交条件を u,v で書き直すと u′=1/3 が得られる。初期値で u を決め、交点と面積を計算する。
解答
(1) u(x)=f(x)1/3,v(x)=3g(x)とおく。条件(ロ)より u(x)v(x)=1、すなわち v=1/u である。またf′=3u2u′,g′=3v′=−u23u′.接線の直交条件 f′g′=−1 から−9(u′)2=−1.f は増加し、u>0 だから u′=1/3 を選ぶ。u(0)=1 よりu=1+3x.したがってf(x)=27(x+3)3,g(x)=x+39.(2)
交点の x 座標を c とすると(c+3)4=243=35,c=35/4−3.0≦x<c では g(x)>f(x) なので、面積は∫0c{x+39−27(x+3)3}dx=9log3c+3−108(c+3)4−34=49log3−23.
総評
積の関係と接線直交から未知関数を決める微分方程式型の問題。目安は22分。増加性で平方根の正符号を選び、初期値まで使って関数を一意にする。面積は交点 x=35/4−3 を確定し、g−f を表示積分で計算する。
冊子PDFで見る阪大の関数の問題で問題集を作る
出典: 大阪大学 1994年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。