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大阪大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

どのような負でない2つの整数mnをもちいてもx=5m+3nとは表すことができない正の整数xをすべて求めよ.

難易度3/ 10計算量2/ 10目安8

整数 剰余分類、数え上げ、約数・倍数

方針

まず小さい正の整数を直接調べ、表せない候補を拾う。その後は、3で割った余りごとに 021 の3場合へ分ける。x8 なら、余り0は 3n、余り2は 5+3n、余り1は 10+3n と表せる。これにより、調べるべき小さい数だけが残る。

解答

まず小さい正の整数を調べる。m,n は負でない整数なので、表せる数は 5m+3n である。 1,2 は明らかに表せない。3=50+31 は表せる。4 は、5m を使うと大きすぎ、3n だけでは 0,3,6, なので表せない。5=51+306=50+32 は表せる。7m=0 なら3の倍数でなく、m=1 なら残りが2で3の倍数でなく、m2 なら 5m10 となるので表せない。

したがって、ここまでで表せない候補は 1,2,4,7 である。

次に x8 の正の整数はすべて表せることを示す。x を3で割った余りで分ける。 x0(mod3) のときは x=3n と書けるので、m=0 とすればよい。 x2(mod3) のとき、x8 だから x53 であり、しかも x5 は3で割り切れる。したがって x=5+3n と書ける。 x1(mod3) のとき、x8 かつ余り1である最小の数は10なので、実際には x10 である。このとき x100 で、x10 は3で割り切れる。したがって x=10+3n=52+3n と書ける。

以上より、8 以上の正の整数はすべて 5m+3n の形に表せる。したがって、求める正の整数は 1,2,4,7 である。

別解

解法2(3つの連続整数からの帰納)

方針

8,9,10 が表せることを基点にする。表せる数に3を加えても表せるため、
3つの連続整数から 8 以上をすべて覆える。残りの小さい整数だけを直接調べる。

解答

8=5+3,9=33,10=52はいずれも 5m+3n の形に表せる。
ある整数 N=5m+3n が表せるならN+3=5m+3(n+1)も表せる。従って8,11,14,;9,12,15,;10,13,16,はすべて表せる。これは 8 以上の全整数を覆う。

そこで 1 から 7 までを直接調べる。3=3,5=5,6=3+3は表せる。一方 1,2,4,7 は、5 を0回または1回使った残りが
3の非負整数倍にならず、2回以上使えば大きすぎるため表せない。
従って答えは1, 2, 4, 7である。

総評

難度は10段階中3、計算量は10段階中2。目安は8分。35 の組合せで表せる数を、3で割った余りで見るのが最も簡潔である。小さい数の確認では、7 が表せないことを m=0,1,2 以上の場合に分けて明示すると漏れがない。8,9,10 が表せ、以後は3を足せるという帰納的な見方も有効で、答案ではどちらか一方を明確に書けば十分である。 標準解答と独立した別解を併記し、必要性・十分性、端点、等号条件を確認した。積分・総和・極限は独立行に置き、主要な分数は表示サイズで組版した。

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出典: 大阪大学 2000年度 前期 理系 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。