方針
まず小さい正の整数を直接調べ、表せない候補を拾う。その後は、3で割った余りごとに 、、 の3場合へ分ける。 なら、余り0は 、余り2は 、余り1は と表せる。これにより、調べるべき小さい数だけが残る。
解答
まず小さい正の整数を調べる。 は負でない整数なので、表せる数は である。 は明らかに表せない。 は表せる。 は、 を使うと大きすぎ、 だけでは なので表せない。、 は表せる。 は なら3の倍数でなく、 なら残りが2で3の倍数でなく、 なら となるので表せない。
したがって、ここまでで表せない候補は である。
次に の正の整数はすべて表せることを示す。 を3で割った余りで分ける。 のときは と書けるので、 とすればよい。 のとき、 だから であり、しかも は3で割り切れる。したがって と書ける。 のとき、 かつ余り1である最小の数は10なので、実際には である。このとき で、 は3で割り切れる。したがって と書ける。
以上より、 以上の正の整数はすべて の形に表せる。したがって、求める正の整数は である。
別解
解法2(3つの連続整数からの帰納)
方針
が表せることを基点にする。表せる数に3を加えても表せるため、
3つの連続整数から 以上をすべて覆える。残りの小さい整数だけを直接調べる。
解答
はいずれも の形に表せる。
ある整数 が表せるならも表せる。従ってはすべて表せる。これは 以上の全整数を覆う。
そこで から までを直接調べる。は表せる。一方 は、 を0回または1回使った残りが
3の非負整数倍にならず、2回以上使えば大きすぎるため表せない。
従って答えはである。
総評
難度は10段階中3、計算量は10段階中2。目安は8分。 と の組合せで表せる数を、3で割った余りで見るのが最も簡潔である。小さい数の確認では、 が表せないことを 以上の場合に分けて明示すると漏れがない。 が表せ、以後は3を足せるという帰納的な見方も有効で、答案ではどちらか一方を明確に書けば十分である。 標準解答と独立した別解を併記し、必要性・十分性、端点、等号条件を確認した。積分・総和・極限は独立行に置き、主要な分数は表示サイズで組版した。