方針
(1) 制約なしの頂点が に入るかを判定し、入らなければ境界 で最大化する。(2) 同じ操作を3変数の順序制約に対して隣接する違反区間をまとめる形で行う。
解答
(1) 制約がなければで最大となる。これが を満たす条件はこのとき最大値と最大点は一方 のとき、最大点は境界 上にある。そこでを最大化するとであり、最大値は従ってこの場合の最大点は(2) 平方完成すると従って に最も近い の点を求めればよい。結果は次の4場合である。実際、第2の場合は 、第3の場合は 、最後の場合はで最大となる。各条件は、このように平均してまとめた値が隣の値との順序を保つ条件に一致する。境界では隣接する二つの式は同じ値を与える。
別解
解法2
方針
平方完成した二次式の最大点は、制約領域 の内部、2つの境界面 , 、または境界直線 のいずれかにある。それぞれで平方完成し、得られた最大点がその面にとどまる条件を調べて4場合を得る。
解答
(1)
平方完成すると頂点が を満たす条件は である。このとき最大値は のときは境界 上で最大となり、を平方完成してを得る。
(2)
制約領域の内部ではが候補で、条件は 、最大値はである。
境界面 ではを最大化するのでこれは すなわち のとき面上にあり、内部の順序違反が の場合に採用される。最大値は同様に境界面 からを得る。条件は で、最大値は以上のいずれの点も順序条件を満たさない場合、最大点は 上にある。を最大化して従って求める最大値はである。境界条件が等号のとき、隣り合う式は同じ値を与える。
総評
難度8、計算量7。第(2)問は順序に反する隣接成分を平均して一つのブロックにまとめる。4場合が全領域を重複なく覆うことを条件から確認できる。 答案では小問ラベル、場合分け、等号または唯一性の根拠を明示した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。