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大阪大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

aを実数とし,関数f(x)=x33ax+aを考える.
0x1においてf(x)0となるようなaの範囲を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

関数方程式・不等式 範囲評価、微分による最大最小、場合分け

方針

不等式を x ではなくパラメータ a の条件として読む。f(x)=x3+a(13x) なので,x=13 を境に a の不等号の向きが変わる。0x<13 からは a の下限,13<x1 からは a の上限を得る。境界 x=13 では f(13)>0 なので条件を追加せず,最後に2つの条件を合わせる。

解答

f(x)=x33ax+a=x3+a(13x) である。まず x=13 では f(13)=127>0 であり,a によらず条件を満たす。 0x<13 では 13x>0 であるから,f(x)0ax313x と同値である。右辺を g(x)=x313x とおくと,0<x<13g(x)=3x2(13x)3x3(13x)2=3x2+6x3(13x)2=3x2(2x1)(13x)2<0である。したがって g(x)[0,13) で最大値 g(0)=0 をとる。よってこの範囲から必要十分な条件は a0 である。

次に 13<x1 では 13x<0 であるから,f(x)0ax33x1 と同値である。右辺を h(x)=x33x1 とおくと,h(x)=3x2(3x1)3x3(3x1)2=3x2(2x1)(3x1)2 である。したがって h(x)13<x<12 で減少し,12<x1 で増加する。最小値は x=12 のときで,h(12)=1812=14 である。よってこの範囲から必要十分な条件は a14 である。

以上より,0x1 のすべてで f(x)0 となるための a の範囲は 0a14 である。

a の係数 13x の符号が変わる点で場合分けする.

総評

パラメータ付き不等式を区間全体で満たす条件に直す問題である。目安は15分程度。x=13a の係数が0になるため,その前後で不等号の向きが変わる点が最大の注意点である。下限は x=0,上限は x=12 で決まるので,微分による最大・最小の確認を省かないこと。

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出典: 大阪大学 2006年度 前期 文系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。