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大阪大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験(数学理系)理系(後期)数学 第5問

関数 y=f(x) は,実数全体で微分可能で導関数 f(x) は連続とする.
f(x)x=14 で極大値 23
x=12 で極小値 16
x=34 で極大値1をとり,その他の x では極値をとらないとする.またf(0)=f(1)=13,limxf(x)=limxf(x)=0であるとする.次の問いに答えよ.

(1) y=f(x) のグラフの概形を 1<x<3 の範囲で描け.

(2) F(x)=0xf(t)dtとおくとき,y=F(x) のグラフの概形を 0x1 の範囲で描け.

(3) F(x) の第2次導関数 F(x)x=14 における値を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安25

関数微分積分 グラフの概形増減表、誘導利用、範囲評価

方針

(1) は指定された極大・極小と両端の極限から増減を決める。(2)は F=f, F=f を用い、f の2つの零点で F の増減が変わり、f の3つの極値点で F の凹凸が変わることを反映する。(3)は極大点で f=0 を使う。

解答

(1) 極値の並びと他に極値がないことから、f(,14) で増加,(14,12) で減少,(12,34) で増加,(34,) で減少する。指定された値と極限を通る概形は次の通りである。
f とその積分 F の概形

(2) 単調性と値から、f(x)=014<α<1212<β<34 にそれぞれ1つある。F=f だから F[0,α] で増加、[α,β] で減少、[β,1] で増加する。また F=f だから、凹凸は x=14,12,34 で順に変わる。したがって概形は次のようになる。

(3) 微積分学の基本定理からF(x)=f(x),F(x)=f(x).x=14 は微分可能な f の極大点なので f(14)=0 である。したがってF(14)=0.

総評

難度6、計算量5。想定時間は25分程度で、グラフの論理を言葉で補うべき問題である。差がつくのは F=f で増減、F=f で凹凸を別々に読み取る点である。図だけで済ませず、零点 α,β と3つの変曲位置を明記したい。

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出典: 大阪大学 2005年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。