方針
まず 22<6<23 から m を決める。残りは log26−2=log2(23) なので,n+a=1/log2(23) と分かる。0<a<1 より n はこの数の整数部分で決まる。最後の a>32 は小数近似を使わず,対数の不等式を指数の不等式 (23)5<23 に直して示す。
解答
(1) 22<6<23 より 2<log26<3 である。与式は log26=m+n+a1 で,n は自然数,0<a<1 だから n+a>1 であり,0<n+a1<1 である。したがって m は log26 の整数部分であり,m=2 である。
このとき n+a1=log26−2=log223 だから n+a=log2(23)1 である。ここで (23)1<2,(23)2=49>2 より log223<1,log223>21 である。したがって 1<log2(23)1<2 となる。0<a<1 で n は自然数なので n=1 である。
(2)
(1)より a=log2(23)1−1 である。a>32 は log2(23)1>35 と同値であり,log2(23)>0 だから log223<53 と同値である。これはさらに 23<253 すなわち (23)5<23 と同値である。実際に (23)5=32243,23=8=32256 であるから (23)5<23 が成り立つ。よって a>32 である。
総評
対数の整数部分と小数部分を読み取る問題である。目安は12分程度。n+a の範囲を 1<n+a<2 として n=1 を決める流れを明確にするとよい。(2)は近似値で済ませず,log2(23)<53 を (23)5<23 に直すと答案として強い。
冊子PDFで見る阪大の指数・対数の問題で問題集を作る
出典: 大阪大学 2006年度 前期 文系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。