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大阪大学 2007年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

自然数rと負でない整数a1,a2,,arが次の4条件を満たすとする。r3,k=1rkak=24,a1+a2++ar20,ar>0.(1) a2+2a3++(r1)ar4を示せ。

(2) r5を示せ。

(3) 条件を満たすrと,そのときのa1,a2,,arの組を全て求めよ。

注:原問題(1)の末項(r+1)arは,条件式および後続小問に合わせて(r1)arと訂正して掲載した。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

整数方程式・不等式数列 不等式評価文字消去、場合分け、数え上げ

方針

(1) は重み付き和から通常の和を引く。(2)は得られた非負整数の和のうち最後の項だけを残す。(3)は 3r5 の各場合に,(1)で得た重み付き和の上限と ar>0 を使って末尾から列挙し,最後に a1 を元の等式で決める。

解答

(1) 与えられた等式と不等式からa2+2a3++(r1)ar=k=1rkakk=1rak2420=4.(2) 全ての ak は負でなく,ar>0 は整数だから ar1 である。(1)の左辺の最後の項に注目するとr1(r1)ar4.よって r5 である。

(3) (1)(2)より r=3,4,5 を調べればよい。

r=5 のとき,a2+2a3+3a4+4a54,a51だから a5=1, a2=a3=a4=0 である。元の等式から a1=19 となる。

r=4 のとき,a41a2+2a3+3a44より a4=1, a3=0, a2=0 または1である。元の等式から(a1,a2,a3,a4)=(20,0,0,1), (18,1,0,1)を得る。

r=3 のときa2+2a34,a31である。a3=1 なら a2=0,1,2a3=2 なら a2=0 である。したがって(a1,a2,a3)=(21,0,1), (19,1,1), (17,2,1), (18,0,2)である。

以上の7組はいずれも元の4条件を満たすので,これらが全てである。

総評

難度5,計算量5。想定時間は20分程度。重み付き和と項数の和の差が4以下になることが全小問を支配する。ar が正の整数であるため r が5以下に絞れ,その後は r=5,4,3 の順に末尾係数を列挙すると漏れがない。最後に各候補を元の等式へ戻す。

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出典: 大阪大学 2007年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。