方針
(1) は交点条件をそのまま a について解く。(2)では x2logx が x>1 で増加することから,2曲線の上下は x=p で入れ替わる。p<2 と p≧2 に分けて絶対値付きの面積を積分する。(3)は各範囲の式を微分する。
解答
(1) 交点ではlogp=p2aだからa=p2logp.a>0 より p>1 である。また x2logx は x>1 で単調に増加するため,この交点は一意である。
(2) G(x)=xlogx−x+xaとおくとG′(x)=logx−x2aである。
まず 1<p<2 のとき,1≦x<p では a/x2>logx,p<x≦2 では逆になる。したがってS=G(1)+G(2)−2G(p).ここで a=p2logp よりG(1)=−1+a,G(2)=2log2−2+2a,G(p)=2plogp−p.よってS=2log2−3+23p2logp−4plogp+2p(1<p<2).次に p≧2 のとき,区間 [1,2] では常に a/x2≧logx だからS=G(1)−G(2)=1−2log2+21p2logp(p≧2).(3) 1<p<2 における式を微分するとS′(p)=(3p−4)(logp+21).この範囲では logp+1/2>0 なので,S は 1<p<4/3 で減少し,4/3<p<2 で増加する。一方 p≧2 ではS′(p)=plogp+2p>0である。したがって全体の最小は p=4/3 のときである。その値はSmin=2log2−38log34−31.
1<p<2 では x=p で上下が入れ替わる。p≧2 は別の場合である。
総評
難度6,計算量6。想定時間は25分程度。交点 p が区間 [1,2] の内側か右側かで面積の式が変わるため,場合分けを省けない。差の原始関数を G と置くと符号反転を簡潔に処理できる。最小点 p=4/3 は前半の範囲にあり,後半は単調増加である。
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出典: 大阪大学 2007年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。