Evolton

大阪大学 2008年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

nを自然数とする。

(1) 4n1が15の倍数となるようなnをすべて求めよ。

(2) (1)で求めたnを小さい順に並べた数列をa1,a2,とする。自然数kに対してAk={xxは aklog4xak+1 を満たす自然数}とするとき,Akに属する3の倍数の和Skを求めよ。

(3) limkSk44kを求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安18

整数数列指数・対数 合同式、約数・倍数、和の計算極限計算

方針

(1)421(mod15)4≢1(mod15) から偶奇を判定する。(2)では ak=2k より 16kx16k+1 となる。両端が3で割って1余ることを使い,区間内の3の倍数を等差数列として数える。(3)は得られた Sk162k で割る。

解答

(1) 42=161(mod15) である。したがって4n{4(n が奇数),1(n が偶数)(mod15)である。よって 4n1 が15の倍数となるのはn=2,4,6,すなわち n が正の偶数のときである。

(2) (1)より ak=2k であるから,xAk の条件は42kx42k+2である。ここでL=42k=16k,U=42k+2=16k+1とおく。161(mod3) なので LU1(mod3) である。したがってこの区間にある最初の3の倍数は L+2,最後の3の倍数は U1 である。

これらは公差3の等差数列で,その項数は(U1)(L+2)3+1=UL3である。よってSk=UL3(L+2)+(U1)2=(UL)(U+L+1)6.U=16L を代入するとSk=15L(17L+1)6=5216k(1716k+1)を得る。

(3) 44k=162k だからSk44k=52(17+116k).ここで 1/16k0 だから,求める極限は 85/2 である。

区間 [L,U] 内の3の倍数は
L+2,L+5,,U1

総評

難度5,計算量5。想定時間は18分程度。(1)で得た ak=2k を対数区間へ正確に反映することが出発点である。(2)では上下端そのものは3の倍数ではなく,最初が L+2,最後が U1 になる。項数と和の端点処理を誤らなければ,(3)の極限は直ちに求まる。

冊子PDFで見る阪大の整数の問題で問題集を作る

出典: 大阪大学 2008年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。