方針
(1) は を固定し、 の選択数を和にする。(2)は上限を から に増やして新たに加わる3項列を調べる。条件のため新しい値は第3項にしか現れず、残る2項が そのものになる。(3)は一般に と表し、(1)の評価で平方和との間に挟んで極限を求める。
解答
(1) と固定する。条件 を満たす は 個であり、 である。ただし、 は 以下の最大の整数とする。するとしたがってである。
(2) 上限を から に変えて新たに加わる3項列を考える。 かつ だから、値 が現れるとすれば だけである。よって新たな列では であり、 となる。
したがって は、各項が1以上 以下で を満たす2項列である。その個数は だからよって である。(1)の式から は自然数 に
ついて狭義単調増加するので、この は一意である。
(3) とする。上限を から に増やして新たに加わる列では である。 以下の最大の整数を とおくと、残る条件は だから(1)よりまた だから であるから、これを について加えると各辺を で割る。、 だから、はさみうちにより
総評
難度7、計算量6。想定時間は24分程度。(1)の偶奇表示だけで終わらず、偶数・奇数それぞれの閉じた式 まで整理しておくと後半で使いやすい。(2)では上限の増加による差を「新たに第3項が最大値になる列」と解釈できるかが中心。(3)は3重和を直接計算する必要はなく、差分を に落として平方和で挟めばよい。整数部分による誤差は一次式以下なので、 で割ると消えることを不等式で示すのが採点上安全である。