方針
とおき、 を2次方程式の2根と見る。判別式と の条件から2本の放物線に挟まれた領域を得る。体積は垂直断面の外半径・内半径が変わる で区切る。
解答
(1)
なら、 はの実数解でなければならない。しかし判別式はである。よって は の点ではない。
(2)
とおく。 が実数である条件はである。またよりである。両立条件から も得る。したがってである。
(3) とおく。対称性により の体積を2倍する。
では外半径が 、 では外半径が である。 では外半径 、内半径 の輪になる。よってである。各積分はだからとなる。
別解
解法2
方針
を45度回転した座標へ移して領域を直接求める。体積は水平な円筒殻で計算し、半径 において正側・負側の水平切片が重なるかどうかを で分ける。
解答
(1)
を満たす実数 が存在するにはが実数解をもつ必要があるが、判別式が負なので存在しない。
(2) とおくとである。またとなる。 を固定するとだからを得る。右辺が存在する条件は であり、解法1の図の領域になる。
(3)
回転後の半径を とする。高さ における切片はであり、高さ における切片はである。 では両者が重なり、回転後の 方向の長さはとなる。 では間に隙間があり、長さはである。
したがって円筒殻法によりである。ここでを用いて代入するととなる。よってである。
総評
難度8、目安時間32分。領域は、2次方程式の判別式または45度回転した 座標で求められる。垂直断面法では 、水平円筒殻法では半径 が切替点になる。2種類の積分が同じ体積へ到達するため、区間分けと計算の強い独立検算になる。