方針
2球面の差から共通円を含む平面を求める。中心線と平面の交点が共通円の中心であり、円の半径も直角三角形から出る。同じ円を通る球の中心は円の軸上にあるので、最小半径と指定半径を幾何的に求める。
解答
球面の中心をとする。2つの方程式の差から、共通円 を含む平面はである。法線 は と平行なので、この平面は中心線に垂直である。
から平面までの距離はである。よって共通円の半径 はとなる。円の中心 はである。
(1)
円 を通る球の中心は、 を通り円の平面に垂直な直線上にある。半径が最小なのは中心が のときで、半径の2乗は である。よってである。
(2)
半径が なら、球の中心と の距離はである。軸方向の単位ベクトルは だから、中心はすなわちである。よって求める2球面はおよびである。
別解
解法2
方針
球面を左辺が0の形で と書く。同じ共通円をもつ球面は と表せるので、中心と半径を の2次式として求め、平方完成する。
解答
球面 の左辺を0に移して、それぞれ とする。差はであり、これは共通円 を含む平面を表す。したがって、同じ共通円をもつ球面族はと表せる。係数を比べて平方完成すると、その中心 と半径 はとなる。
(1)
半径は のとき最小である。このときだから、求める球面はである。
(2)
を解くとである。対応する中心はとなるので、求める方程式は解法1の2式である。
総評
難度7、目安時間24分。幾何解法では共通円の中心・半径と円の軸を使う。代数解法では球面束の半径を と平方完成することで、最小球と半径 の2球を同時に検算できる。