方針
とおくと、パラメータは の1変数に整理できる。まず を因数分解し、2つの停留点 の順序が常に で固定されることを確認する。これにより極大点が だけであると分かるので、 を計算して の二次関数に直す。最後は が閉区間 を動くことを用いて最大・最小と、そのときの を漏れなく戻す。
解答
(1) とおくと、 である。このとき であり、微分するととなる。ここで だから である。したがって の符号はとなる。よって は で極大、 で極小となり、極大値はただ1つである。
その極大値を求めるとである。したがって である。
(2) とおくと、、 である。平方完成して となる。 は区間 に含まれるから、最小値は のとき である。この条件は であり、 より である。
最大値は、上に開く放物線 を区間 で見るので、頂点から遠い端点で起こる。端点を比べると であるから、最大値は である。このとき 、すなわち である。
別解
解法2(極値との差を因数分解する)
方針
とおき、 と を直接因数分解する。平方因子の残りの符号から が極大点、 が極小点であることを読み取る。極大値は の二次式となるので、区間 上の放物線として最大・最小を決める。
解答
(1)
とおくとである。与えられた三次式を整理するととなる。
の近くではであるから、 は極大点である。また の近くではであるから、 は極小点である。実際なので停留点はこの2点だけであり、極大値はただ1つである。
極大値はである。
(2)
において、頂点 で最小となる。したがってであり、指定範囲へ戻すとである。
最大値は端点で比較する。よりである。
総評
難度4、計算量5、目安時間15分。山場は微分そのものではなく、 とおいた後に停留点の順序 が全範囲で変わらないことを明示する点である。導関数の符号表と、極値との差の因数分解の2方向から極大点が だけであることを確認できる。採点では、 の三次項が消える計算、 上での頂点と端点の比較、最後に を指定範囲へ戻して列挙することが得点源になる。最大値を放物線の頂点だけで判断して端点比較を忘れない。